"StrID : 3088
"Title : ネットは情報発信が容易で、注目が集まりやすい、集めやすいという特質から、つい、「釣り」や「自己顕示」に走りがちですが、それは、行き過ぎた行為へとつながりやすく、走った者を取り返しのつかない破滅へと追い込むことにもなります。/落合洋司弁護士
"Cats : 社会・世相・時代の参考情報,弁護士
"Tags : 落合洋司弁護士(東京弁護士会),@yjochi,ネット,情報発信,自己顕示,石川県警
"========== Content ==========
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131007-00000078-jij-soci
2人は「許可をもらっていた」と話し、容疑を否認している。
逮捕容疑は、昨年12月8日午前9時半ごろ、全裸姿で同店のカウンターに座り、従業員が制止したにもかかわらず写真撮影した疑い。
威力業務妨害と公然わいせつ容疑、とのことですが、店内は、店外から容易に見通せる状態であったようであり、仮に、許可をもらっていた、少なくともそう信じるような事情があったとしても、公然わいせつ罪は成立する可能性が高そうです。不特定または多数が認識できる状態でわいせつな行為(本件に即して言えば、全裸になる行為)をすれば、公然わいせつ罪は成立します。
今日は、別件で、店で苦情を言い店員に土下座をさせその様子を写真で撮影してSNSにアップした人物が強要罪で逮捕されたと報じられていましたが、この種の行為が、最近、実に目立ちます。ネットは情報発信が容易で、注目が集まりやすい、集めやすいという特質から、つい、「釣り」や「自己顕示」に走りがちですが、それは、行き過ぎた行為へとつながりやすく、走った者を取り返しのつかない破滅へと追い込むことにもなります。ネットリテラシーが欠如していると言ってしまえばそれまでではありますが、等身大の自分というものを常にどこかでイメージしておくこと、そこから外れた暴走を抑止しブレーキをかける冷静さを持つこと、何かをアップロードする場合に心に曇りが生じたら立ち止まってちょっと考えてみること、といったことが、やはり必要という気がします。私も、自重自戒しながら、今後もネットを利用したいと思いました。
引用:2013-10-07 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」
0 件のコメント:
コメントを投稿