2013年10月15日火曜日

ストーカー殺人、発生直前の状況 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」/落合洋司弁護士

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"Title : ストーカー殺人、発生直前の状況 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」/落合洋司弁護士
"Cats : 社会・世相・時代の参考情報,弁護士
"Tags : 落合洋司弁護士(東京弁護士会),@yjochi,ストーカー,ストーカー殺人事件,警察,対応,被害者
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http://matome.naver.jp/odai/2138131018581174501/2138139790947174003

が、どこまで実態を反映しているのか確認まではできないのですが、それを見ると、

・10月初めから、被疑者が被害者の自宅前や近くの駅周辺で、連日、待ち伏せする姿が目撃される

・10月2日から6日にかけて、被疑者が被害者の動画を投稿し、URLが拡散される

・そういう状況の中で、10月4日に、学校が杉並署へ相談し、8日に被害者が三鷹署へ相談

という経過で、8日の夕方に被害者が殺害されるという、最悪の結果になっています。

上記のような、待ち伏せ、投稿、といった行動を、三鷹署がどこまで把握していたのかは不明ですが、把握していたのであれば、危険が切迫しているという認識は持つべきだったのではないかと、率直に感じますね。

結局、やったのは、電話をかけただけのようですが(報道によればその電話は被疑者の知人のもので通じず)、被疑者が被害者の自宅を知っている、そこまで押しかけてきている、ということは、少なくとも被害者の話から把握できていたはずであり(他の報道では、事件の直前に被害者の自宅付近で被害者と被疑者と見られる男女が言い争っていたという目撃談が紹介されていました)、単なる結果論ではなく、被害者やその家族に指示して自宅以外の場所で一時的に生活するとか(その間に警察が立件すべきものを立件するなど対応を進める)、警察官が身辺警護を行う、といったことは、やはり、やるべきケースだったと言うべきでしょう。電話かけて、「大丈夫ですかー?」と確認して済ませるという、悠長な状態にあったとは、経過を見る限り、まったく思えません。

警察の、より適切な対応により、救えた命であった、と私は強く感じました。それだけに残念です。

引用:2013-10-15 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」




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